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簿記 企業会計の一般原則について

こんにちは 

まーくんです。

 

安定してネタがないので今日は、簿記でよく耳にする企業会計の一般原則について少し書きたいと思います。

 

企業が行う会計処理には、多くの処理方法や種類などがあります。

しかしそれは会社独自のルールで行っているわけではなく、世間一般的に公正妥当と認められる手段を用いてそのルールに従って処理がされています。

 

このルールでもっとも有名なのが、「一般原則」と呼ばれるものです。

この一般原則の中には、7つのがあります。

  • 真実性の原則
  • 正規の簿記の原則
  • 資本、利益区分の原則
  • 明瞭性の原則
  • 継続性の原則
  • 保守主義の原則
  • 単一性の原則 

これらの内容について問われる問題がよく、税理士試験の「財務諸表論」で出ることがあります。

それだけ重要な項目ということです。

 

7つの原則名を覚えるということで筆者は頭文字をリズムで覚えました。

真正資明継保単♪ 真正資明継保単♪ 真正資明継保単♪

 

とりあえず真実性の原則からいきます。

企業会計は、企業の財務状態及び経営成績に関して真実な報告を提供するものでなければならない」という原則です。

嘘偽りないものじゃないとNGということです。

また、ここでいう真実というのは、「相対的真実」を指します。

 

なぜ相対的真実かというと理由が3つあります。

  1. 歴史的変化  
  2. 処理基準の選択適用
  3. 見積もり計算

の3つです。

 

歴史的変化とは、会計は長い歴史の中行われてきており、その報告の内容も日々変化しているから相対的であることです。

 

処理基準の選択適用は、企業は実情に応じて、異なる処理基準を適切に選ぶ必要があるから相対的であることです。

 

見積もり計算は、継続企業であり、期間損益計算を行うに当たって見積もり計算をすることが避けられないため、相対的であることです。

 

 

 

次に正規の簿記の原則についてです。

「企業は、すべての取引につき、正確な会計帳簿を作成しなければならない」

ルールに従って正しく処理しましょうということです。

 

この原則が求めていることは2つあります。

  1. 一定の要件に従って正確な会計帳簿を作成すること
  2. その正確な会計帳簿を基礎にして誘導法により財務諸表を作成すること 

 の2つです。

 

ここでいう正確な会計帳簿とは、

  1. 網羅性(すべての取引が載っている)
  2. 立証性(取引の証拠資料が記録されている)
  3. 秩序性(記録が組織的に行われている) を備えたものを指します。

一般的には複式簿記の会計帳簿が該当します。

単式簿記でも可)

 

 

 

さらに続いては、資本、利益区分の原則についてです。

「資本取引と損益取引とを明瞭に区別する。資本剰余金と利益剰余金を混同してはならない」という原則です。

つまり各取引がなにを源泉としているのかをはっきりしなさいということです。

 

区別の方法としては、

取引源泉に基づき、資本取引or損益取引のどちらを源泉とするかです。

  • 資本取引

   直接的に資本の増減をもたらす取引

  • 損益取引

   収益取引や費用取引のような資金運用の過程で生じる取引

 

なぜ資本と利益を区別するのか2つの面があります。

  • 会計の目的の面

取引が混同してしまうと企業の財務状態及び経営成績が適正に示されなくなるためです。 適正でないということは、会計の目的である利益計算ができなくなってしまうということです。

 

 

  • 制度での取り扱いの面

継続企業であることを前提に会計を行うかぎり、資本は株主から拠出された資本であり、利益は資本を利用して得た成果であるため、区別が根本的に必要となります。

 

 

 

一般原則の7つのうち3つの書きました。

残りはまた機会があれば書きます。

 

 

以上