損益計算書について
こんにちは
まーくんです。
ビジネス会計の記事Part2ってことで書いていきます。
第4章は、「損益計算書」とのことです。
損益計算書とは、一定期間内での経営成績をまとめた決算書です。
どの活動からいくら収入が入って、いくら支出があったのか、そしていくら利益が出たのかが把握できます。
一会計期間に属する全ての収益とこれに対応する全ての費用を記載し、経常利益を表示します。 さらにこれに特別損益に属する項目を加減し、当期純利益を算出していくことが可能です。
連結損益計算書というものもあります。
こちらは、企業集団全体での利益を表すものです。
一昔前まで財務諸表は、グループ全体での経営成績の表示を行っていませんでした。
その際、グループ会社のトップ 要は親会社は自分の会社の経営成績の見栄えをよくするために、決算期間近になると子会社へ向けて無理な販売による売上と利益の計上をおこなったり、費用のかかるものを子会社へ譲渡するなど理不尽な取引が横行していました。
また実際の成績よりも良く見えてしまうため、投資家へも優しくない処理でした。
そこでグループ会社での決算は、まとめた財務諸表にしてしまう動きがあり、
連結財務諸表が一般的になっていきました。
損益計算には、ルールがあります。
総額主義の原則です。
この原則は、収益の項目と費用の項目とを相殺して差額だけを記載していくのではなく、それぞれ総額で記載していかなければならない。といったルールです。
そのルールをもとに利益を算出していきます。
損益計算書からわかる利益は一つだけではなく、5つあります。
売上総利益とは、
会社の本業で得ている利益が把握できる項目です。
営業マンさんが良く使う「粗利」とはこれを指すことが多いです。
売上高から原価を差し引いた額が売上総利益となります。
売上高とは、そのままで企業の売り上げた金額です。
こちらは、実現主義の原則に従い商品等の販売または役務の給付によって実現したものに限ります。