簿記・会計 損益計算の認識について
こんにちは
まーくんです。
食中毒の症状もだいぶ回復してきました。
そろそろ味の濃いものが食べたいです。
ラーメンとかピザとか牛丼とか!
そんな思いもむなしく、今日も素麺食べました。
とりあえず暇なので、また会計とか簿記とかの記述をしていきます。
本日は、「損益計算総論」について書いていきます。
損益計算書の本質と構造
まず基本的なこととして、損益計算書とは、企業の経営成績を明らかにするために、一会計期間に属する全ての収益とこれに対応している全ての費用を記載して経常利益を表示します。そして特別損益に属している項目を加減して当期純利益を表示するものです。業績を表示できるものです。
ここでいう利益の意味とは、企業の正常な収益力とする考え方が一般的です。
この考え方を当期業績主義と呼びます。
この当期業績主義として収容される収益及び費用の範囲は、臨時的・偶発的な項目を除外した、当該期間に属する経常的な収益及び費用となります。
利益の意味を表す主義は、もう一つあります。
それは特定期間の分配可能利益の増加額とする考え方であり、
これを包括主義と呼びます。
この包括主義で収容される収益及び費用の範囲は、経常的な収益及び費用だけでなく、臨時的・偶発的な項目もすべてを含みます。
企業会計原則での当期業績主義と包括主義の取り扱いについて
区分表示することを前提とした包括主義損益計算書を要求している。
結果、損益計算書では、当期業績主義による利益も、包括主義のよる利益も表示されることになる。
現金主義会計と発生主義会計について
会計事象が起きた際に、どこをポイントにして認識していくかいろいろと種類があります。
まず現金主義会計から
現金主義会計は、現金収支というポイントに基づいて収益と費用を認識します。
長所
現金が実際に動いたタイミングで収益と費用を認識するので、計上を客観的かつ確実に行うことができる。
そして利益に現金の裏付けを得ることができる。
短所
現代社会では、現金取引のほかの信用取引も多く使用されるため、期末在庫や固定資産が存在する現代の一般的企業では、業績を適切に示すことができない。
次に発生主義会計です。
発生主義会計は、経済的な価値の増減というポイントに基づいて収益と費用を計上します。
長所
信用取引が行われていて、期末在庫や固定資産が存在する現代の一般的企業でも業績を適切に示すことができる。
短所
価値の増減にのみをポイントとしているので、利益に対し、現金の裏付けが得られない。
期間損益計算の基本原則
「すべての費用及び収益は、その支出、収入に基づいて計上し、発生した期間に正しく割り当てれるように処理をしなくてはならない。
ただし未実現収益は、原則として当期の損益計算に計上してはならない。」
つまり事象が起きたらその期中に処理をしなくてはいけないというものです。
その時に、未実現の収益は、まだ確実じゃないから載せてはいけませんといものです。
その期間損益計算の基本原則として、収支額基準が存在する。
収益を収入額に基づき、費用を支出額に基づき、それぞれを測定する基準です。
この時の収入額・支出額は、当期だけでなく、過去及び将来の収入額・支出額も含む。
なぜこの基準を使用するかというと、利益は投下資本の回収余剰として分配可能利益でなければならないためである。
また実際の取引価格を測定基礎とすることで価格の客観性や期間損益計算の確実性も確保されるためである。
以上